【1月12日 AFP】テレビの前で毎日4時間以上過ごす人は、テレビの視聴時間を少なく制限している人と比較して、早期に死亡するリスクが非常に高いとするオーストラリアの研究が、12日発行の米国心臓協会(American Heart Association)の学術誌「Journal of the American Heart Association」に掲載された。

 メルボルン(Melbourne)に拠点を置く、「ベーカーIDI心臓・糖尿病研究所(Baker IDI Heart and Diabetes Institute」の研究者、デビッド・ダンスタン(David Dunstan)氏は、AFPに「1日2時間未満のテレビ視聴時間の人と比較して、4時間以上視聴する人は、すべての要因において死亡する危険性が46%高くなる」と語った。心疾患にかかる危険性は80%増加するという。

 また、研究によると、小型モニターを長時間視聴することも心臓に負担をかける。

 ダンスタン氏によると、長時間座り続けることで筋肉が使われなくなり、糖や脂肪が十分に消費されなくなることが原因だという。

 研究はオーストラリアの8800人を対象に、年齢や性別、喫煙、体重、運動などの影響を除外して、6年間にわたって生活習慣の調査を行った。(c)AFP