【12月28日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営原子力エネルギー公社(Emirates Nuclear Energy CorporationENEC)は27日、204億ドル(約1兆9000億円)規模の原発建設プロジェクトの発注先を韓国の企業連合に決定したと発表した。

 同プロジェクトを受注したのは韓国電力公社(Korea Electric Power CorporationKEPCO)を中心とする企業連合で、2017年の運転開始をめどに、1400メガワット級の原子炉4基を建設する。契約には試運転と燃料補給も含まれる。

 韓国の知識経済省はソウル(Seoul)で、今回の受注に加えて200億ドル(約1兆8000億円)規模の60年間の保守管理契約も結ぶ可能性があると発表しているが、ENEC側はこの点には触れていない。

 UAEの原発建設プロジェクトをめぐっては、KEPCO企業連合に米ゼネラル・エレクトリック(General ElectricGE)と日立製作所(Hitachi)の企業連合とフランスの企業連合も加わって、激しい受注合戦を展開していた。(c)AFP/W.G. Dunlop