【12月27日 AFP】鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相は26日、ラジオ日本(Radio Nippon)の番組収録で、米海兵隊普天間飛行場(Marine Corps Air Station FutenmaMCAS Futenma)の移転問題に関し、「抑止力の観点からみて、グアムにすべて普天間を移設させることは無理があるのではないか」と述べた。

 今年政権交代を果たした民主党(Democratic Party of JapanDPJ)政権は、日米両政府が2006年に合意した普天間飛行場の沖縄県内移設を見直すと発表していた。

 しかし、中国がアジアでの存在感を強めるなか、普天間飛行場をめぐる混乱が日米同盟の弱体化につながるのではないかとする懸念する声も上がっていた。

 普天間飛行場のグアム移転を主張する連立与党の社民党(Social Democratic Party)は、首相の発言に反発している。(c)AFP