【12月24日 AFP】今年、英イングランド(England)はワイン用ブドウの豊作に恵まれ、ワイン生産量は過去5年間の平均の2倍に達した。サセックス(Sussex)州にある農業系大学の「ワイン学部」の学部長は、「不謹慎かもしれないが、地球温暖化の恩恵を受けている」と話す。

 しかし、温暖化が速いペースで進めば、この恩恵も長くは続かないだろう。英国立大学インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)のリチャード・セリー(Richard Selley)名誉教授(地質学)は、気温上昇が続けば75年以内にイングランドでブドウの栽培ができなくなる恐れがあると警告している。(c)AFP/Denis Hiault