【12月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は19日、マーク・ヒューズ(Mark Hughes)監督を解任し、インテル(Inter Milan)の前監督、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)氏が新監督に就任すると発表した。

 マンチェスター・シティはリーグ戦では2敗しかしておらず、19日の試合ではサンダーランド(Sunderland AFC)に4-3で勝利し、6位に浮上したが、ヒューズ監督は就任後18か月間で選手補強に2億ポンド以上を費やしたオーナーのシェイク・マンスール・ビン・ザイド・アル・ナヒヤン(Sheikh Mansour Bin Zayed Al Nahyan)氏を満足させることができなかった。

 マンチェスター・シティのカルドゥーン・アル・ムバラク(Khaldoon Al Mubarak)会長は声明で「プレミアリーグの最近11試合で2勝という成績は、設定した目標と大きくかけ離れている。シェイク・マンスールをはじめとする上層部は、この状況が劇的に変わる確証がないと考えた。過去15か月間の投資を考えるととても難しい発表になるが、マーク・ヒューズにはあらためて敬意と感謝を伝えたい。われわれは彼の成功を祈っている」と発表している。

 また、ムバラク会長は「マンチェスター・シティはロベルト・マンチーニ氏の監督就任を正式発表すると同時に、ブライアン・キッド(Brian Kidd)氏がアシスタントマネージャーとしてロベルトのスタッフに加わることを発表する」としている。

 マンチーニ氏はインテルをリーグ3連覇に導いたが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)で満足な成績を残すことができず、18か月前に解任された。(c)AFP