【12月19日 AFP】(一部訂正)デンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)で開催されている国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate ChangeUNFCCC)第15回締約国会議(COP15)は19日、各国首脳らが前日にまとめた「コペンハーゲン合意(Copenhagen Accord)」の採択を断念し、「留意する」との表現で承認した。全体会合の議長が宣言した。

「コペンハーゲン合意」の承認という形式について、米NGO「憂慮する科学者同盟(Union of Concerned Scientists)」のアルデン・メイヤー(Alden Meyer)氏は「それなりの法的拘束力はあるが、全参加国に賛同を強いるものではないと理解している」と説明した。

 一方、米天然資源保護協議会(US Natural Resources Defense Council)のデービッド・ドニガー(David Doniger)気候変動対策部長は「合意に反対している国々が異議を唱えない政治合意として、このような形式を採択したのだろう」と、AFP記者に語った。(c)AFP