【12月8日 AFP】ナチス・ドイツの総統、アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)のあご骨を保管しているロシア連邦保安庁(FSB)は7日、頭蓋(ずがい)骨の一部が実は女性のものであったとする米大学の調査結果を否定した。

 あご骨の方は、ヒトラーを診ていた歯科助手が本人のものと確認しており、FSBが保管している。頭蓋骨の一部とされるものはロシアの公文書館が保管している。

 米コネチカット大学(University of Connecticut)は今年9月、この頭蓋骨の一部が20~40歳代の女性のものであるとするDNA鑑定結果を発表した。

 これについてFSB公文書保管部門の責任者であるVassili Khristoforov氏は7日、インタファクス(Interfax)通信に対し、「あご骨と頭蓋骨の一部は1945年5月5日に当時のソ連軍が押収したものであり、ヒトラーの遺体のその他の部位はこれまで発見されていない」とした上で、「(同大は)あご骨の分析は行っていない。頭蓋骨の一部をDNA鑑定したとしても、(ヒトラーのものではないとする)確証を得るための比較対象がないではないか」と反論した。

 頭蓋骨の一部がヒトラーのものであるとする説には、一部の科学者のみならずロシアの一部の高官も首をかしげている。(c)AFP 

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