【10月26日 AFP】(写真追加)韓国の裁判所は26日、胚性幹細胞(ES細胞)に関する研究論文をねつ造し、研究費をだましとったとして、元ソウル大教授の黄禹錫(ファン・ウソク、Hwang Woo-Suk)被告(56)に対し、業務上横領などの罪で懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。

 ただし、民間企業などから研究支援費をだましとったとして同時に問われていた詐欺罪については無罪とされた。

「世界初のヒトのES細胞の作製に成功した」と発表し、世界の科学界を驚かせた論文がねつ造であることが、2006年に確認されて以来、黄被告の裁判は3年以上にわたって行われてきた。(c)AFP