【10月7日 AFP】フランス国立科学研究センター(National Centre for Scientific ResearchCNRS)は6日、巨大竜脚類のものと見られる巨大な足跡を発見したと発表した。長さは1.2~1.5メートルと、これまで発見された恐竜の足跡としては世界最大という。

 足跡は、今年4月に仏南東部ラ・プラーニュ(Plagne)にあるジュラ高原(Jura Plateau)で、2人のアマチュア化石ハンターに発見され、その後古生物学者らが本物であると確認した。

 同センターによると、約1億5000万年前のジュラ紀後期の白っぽい堆積層に、丸く陥没した複数の足跡が発見された。当時、この付近は水深の浅い暖かい海に覆われていた。

 足跡は数十~数百メートルにわたって続いているとみられ、今後さらに発掘が行われる予定。ジュラ高原は、恐竜の足跡に関して世界有数の発掘現場になりそうだ。

 なお、この足跡の持ち主は体重30~40トン、体長25メートル以上の巨大な竜脚類と見られるという。(c)AFP