【10月2日 AFP】9月12日の09-10イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)戦で前所属チームのサポーターを前に挑発的なパフォーマンスを見せたマンチェスター・シティ(Manchester City)のエマヌエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)が、更なる出場停止処分を免れた。

 イングランドサッカー協会(Football Association、以下FA)は、アデバヨールに対し2万5000ポンド(約355万円)の罰金と執行猶予付きの2試合出場停止処分を下した。

 アデバヨールは、同試合でロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)を踏みつけたことにより受けた3試合の出場停止処分をすでに消化しており、マンチェスター・シティのマーク・ヒューズ(Mark Hughes)監督は、5日に行われるリーグ戦のアストン・ビラ(Aston Villa)戦で、同選手を起用することが可能となった。

 4-2で勝利したアーセナル戦でアデバヨールは、得点を挙げた直後にピッチの反対側に陣取っていたアーセナルのファンの前まで走り、不適切な行為を行ったとして今回の処分を下されている。この行為にアーセナルのファンは腹を立て、そのファンらが座っていた区画から投げられたものが当たった警備員は気絶し、病院に搬送されている。

 ファン・ペルシーを踏みつけた暴力行為を認めているアデバヨールは、両件に関して謝罪した上で、アーセナルのサポーターから長く続いた罵りを受け、感情に走ってしまったと主張している。(c)AFP