【10月1日 AFP】国際通貨基金(International Monetary FundIMF)のドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)専務理事が1日、トルコ最大の都市イスタンブール(Istanbul)のビルギ大学(Bilgi University)で講演中に、学生とみられるトルコ人の男に靴を投げつけられるという騒動があった。

 現場にいたAFP記者によると、騒動はストロスカーン理事が講演を終えて質疑応答を行っている際に起きた。「IMFはトルコから出て行け!」と叫びながら、男が演台に駆け寄り、ストロスカーン専務理事に向かって白い運動靴を投げつけた。靴はストロスカーン理事に命中せず、男はただちに治安要員に取り押さえられ連行されたという。

 靴を投げたトルコ人が講堂から連行される中、別の人物が横断幕を広げようとしたものの、ただちに治安要員に取り押さえられたという。

 前年12月にイラクを訪問したジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前米大統領に対して抗議の「靴投げ」が行われて以来、同様の抗議活動はしばしば行われるようになった。(c)AFP