【9月24日 AFP】英国人は平均280万人と性交渉の経験がある――ただし、「間接的に」。性の健康に対する啓発活動の一環として23日、このような統計が発表された。

 英国でチェーン展開する薬局ロイズファーマシー(Lloydspharmacy)は、人々がさらされている性感染症のリスクの大きさを明らかにするため、何人と性交渉したかをオンラインで計算できるウェブサイト「Sex Degrees of Separation(セックスの隔たり)」を公開した。

 6人を介在させると世界中の人と繋がるという概念「六次の隔たり(six degrees of separation)」にならい、これまでに性的関係を持ったパートナーの数から、そのパートナーの元パートナー、元パートナーの元パートナーなど「6世代」をさかのぼり、間接的に何人と性交渉をしたことになるかを計算する。

 その結果、自己申告に基づく「直接的」に性的関係を持った人数は、英国人男性は平均9人、女性は平均6.3人となり、男女合わせると平均7.65人となった。

 ロイズファーマシーの「性の健康」責任者クレア・カー(Clare Kerr)氏は、「誰かと性交渉をすると、その人とだけ関係を持つのではなく、実質的には元パートナー、その元パートナーなどとも関係を持ったことになる」とし、性感染症のリスクにどれだけさらされているかを認識し、適切な予防策を講じることが重要だと指摘している。(c)AFP

【参考】間接的に性交渉をした人数を計算するサイト「Sex Degrees of Separation」(英語)