【9月20日 AFP】(写真追加)独バイエルン(Bayern)州の州都ミュンヘン(Munich)で19日、世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」が開幕した。

 クリスチャン・ウーデ(Christian Ude)市長が1810年以来の伝統に従い、正午きっかりに最初のビール樽を割り、2週間にわたる祭典の開始を宣言した。

 176回目を迎えた今年は、伝統的なビアマグ1杯分の価格が0.3ユーロ(約40円)上がって8.1~8.6ユーロ(約1090~1160円)になったほか、報道陣に対し「酔っぱらって上半身をあらわにした人」の写真撮影禁止が申し渡された。

 来場した経済学専攻の学生(18)は「みんな飲んで楽しむためにここに来る。僕は5リットル飲なないと完全には酔っぱらえない」と話し、「世界一高いビールだ!政治の話はもういい!」と気勢を上げた。ドイツは一週間後の27日に総選挙を控えている。

 バイエルン州のジャーナリスト団体は撮影に制限が加えられたことは事前検閲にあたるとして反発している。「オクトーバーフェストはただの牧歌的なお祭りではない。この大イベントを記録することは公共の利益だ」と話している。

 例年600万人が訪れ、600万リットルのビールが消費されるオクトーバーフェストは、ミュンヘン市に8億3000万ユーロ(約112億円)の経済効果をもたらす。会期中にはグラスやビール瓶を武器にしたケンカが起きることもある。(c)AFP