【9月17日 AFP】17日発売のギネス世界記録(Guinness World Records)2010年版で、「世界一の長身男性」に認定されたトルコのスルタン・キョセン(Sultan Kosen)さん(26)が16日、英ロンドン(London)のタワーブリッジ(Tower Bridge)前でフォトコールに臨んだ。

 キョセンさんの身長は2メートル46.5センチ。これまで世界一長身のギネス記録を保持していた中国の鮑喜順(Bao Xishun)さん(2メートル36センチ)を抜いた。キョセンさんは、手と足の大きさでも世界一に認定されており、手の大きさは27.5センチ、足は36.5センチ。

 今回、初めてトルコを出国したというキョセンさんは、身長が高すぎるせいで卒業まで学校に通い続けることができず、現在は時々、家業の農業を手伝って生活している。

 キョセンさんは5人兄弟。他の4人は普通の身長だが、キョセンさんは10歳の頃、腫瘍が原因で下垂体から多量の成長ホルモンが分泌され、急激に身長が伸び始めたという。腫瘍は手術で取り除き、昨年やっと成長が止まった。

   歩行には杖を使う。立っていればすぐに疲れるという。長身が原因の主な不都合の1つが普通の車に乗れないことだが、母親のために電球を交換したり、カーテンを付けることができる点はありがたいという。

 ギネスに認定され有名になることで、世界を旅し自分のサイズに合った車を見つけるのがコーセンさんの夢だ。しかし、最大の夢は結婚して家庭を持つことで、花嫁募集中だそうだ。(c)AFP