【8月16日 AFP】第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)男子100メートル2次予選。北京五輪同種目金メダリストのウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)、前回大会の覇者タイソン・ゲイ(Tyson Gay、米国)らが、順当に準決勝へ進んだ。

 ウサイン・ボルトが10秒03で全体5位、タイソン・ゲイが9秒98で全体2位で準決勝進出を決めた。

 全体トップは、9秒95を記録した元世界記録保持者のアサファ・パウエル(Asafa Powell、ジャマイカ)だった。

 前回大会で銅メダルを獲得したパウエルは1次予選では流した走りで3位だったが、2次予選では安定した走りを見せた。パウエルは、「午前中の1次予選は楽に走りすぎて、周りの選手を見くびっていた」と語っている。

 ボルトは練習パートナーであるダニエル・ベイリー(Daniel Bailey、アンティグア・バーブーダ)の後塵を拝したが、2人は互いに笑いながらフィニッシュし、ほぼ10秒フラットのタイムを出した。ボルトは「疲れたね。疲労困憊(こんぱい)の一日だった」と振り返っていた。

 日本勢では塚原直貴(Naoki Tsukahara)が10秒15で準決勝進出を果たしたが、江里口匡史(Masashi Eriguchi)が10秒45、木村慎太郎(Shintaro Kimura)が10秒54でともに2次予選で敗退した。(c)AFP