【8月14日 AFP】フランス南部エクサンプロバンス(Aix Provence)で18歳の少年が携帯電話端末iPhone(アイフォーン)を使用していたところ突然爆発し、スクリーン部分の破片が目にささるという事故が発生した。

 少年がガールフレンドから借りたiPhoneが使用中にシューシューという音を出し始め、突然スクリーン部分が破裂。ガラスの破片が少年の目に入り負傷したという。少年の母親は製造元の米アップル(Apple)への訴訟も辞さない構えをみせている。

 一方、米テレビ局KIROは7月末、同社の携帯音楽プレーヤーiPod(アイポッド)が突然炎上して使用者をけがをさせるという事故が多発していると報じている。

 米消費者製品安全委員会(Consumer Product Safety Commission)はiPodに関する約800ページに及ぶ文書を作成している。この文書には、「iPodの爆発事故をめぐりiPodの所有者から寄せられた15件の苦情」に関する情報も含まれている。同文書によると、爆発の原因はリチウムイオン電池だとみられる。これまでiPodの爆発で重傷を負った使用者の報告はない。

 KIROが文書を入手しようとすると、アップル社の弁護団が阻止しようとしたという。一方、アップル社はコメントを拒否している。(c)AFP