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スペイン北部警察宿舎前爆発で64人負傷、ETAの犯行か

2009年7月30日 8:53 発信地:ブルゴス/スペイン

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スペイン北部警察宿舎前爆発で64人負傷、ETAの犯行か
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自動車爆弾攻撃の標的となったスペイン北部ブルゴス(Burgos)の治安警察宿舎前を警官や調査官に囲まれて歩くアルフレド・ルバルカバ(Alfredo Perez Rubalcaba)内相(2009年7月29日撮影)。(c)AFP/CESAR MANSO
【7月30日 AFP】スペイン北部ブルゴス(Burgos)の治安警察宿舎前で29日、強力な自動車爆弾が爆発し、64人が負傷した。政府当局は、バスク(Basque)地方の分離独立を求める非合法組織「バスク祖国と自由(ETA)」による女性や子どもを狙った犯行と見ている。

 アルフレド・ルバルカバ(Alfredo Perez Rubalcaba)内相によると、爆弾は午前4時ごろ爆発。当時宿舎には約120人が就寝中で、3分の1は子どもだった。爆発により、建物前面の大部分が吹き飛んだ。

 宿舎前の道路には深さ2メートルの穴が開き、壊れた水道管から流れ出た水が溜まっている。大部分の壁が吹き飛ばされ、14階建ての宿舎全体に損傷が見られる。

 同内相は、ETAが殺害を試みたことは間違いないとの見解を示した。ETAがよくやる通り、事前予告はなかったという。

 地元保健当局によると、負傷者64人のうち49人は割れたガラスによる切り傷や打撲などで病院での処置が必要だったが、すでに全員退院しているという。

 欧州連合(EU)や米国からテロ組織と見なされているETAは、スペイン北部とフランス南西部にまたがるバスク地方の分離独立を目指し、頻繁に治安警察を標的に攻撃をしてきた。

 ETAは、スペインが右翼のフランシスコ・フランコ(Francisco Franco)総統の独裁政権下にあった1959年7月31日、マルクス・レーニン主義に触発された民族主義者の学生らによって結成された。今回の攻撃は、結成50年を迎えるわずか2日前に起こった。

 ムンド紙(El Mundo)は26日、ETAが爆発物を搭載した車両3台をスペインに持ち込もうとしているとの情報をフランス当局から受け、治安警察は警戒態勢にあると報じていた。(c)AFP
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