【7月13日 AFP】(一部修正)急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の姉ラトーヤ・ジャクソン(La Toya Jackson)さん(53)が12日付けの英日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)とニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)で、マイケルさんは欲深い人々によって殺されたと語った。

「最初からマイケルは殺されたと思っていた。犯人は1人じゃなくて複数人いる。マイケルは良くない人たちに囲まれていた。とてもおとなしく、物静かで、愛情深いマイケルを、彼らは利用した」

「約1か月前、私はロンドン公演前にマイケルは死ぬと思うと言った。マイケルのためを思っていない人たちに囲まれていたから」

「マイケルには10億ドル(約930億円)以上の価値があった。誰かにそれだけの価値があるとき、そこにはいつも欲深い人たちが集まる。1か月ほど前、私は家族に『マイケルはロンドン公演を実現できないと思う』と言った。マイケルの価値は生きているよりも死んだほうが上がるから」

 カリフォルニア州法では、計画的でない殺害も殺人罪が適用される可能性がある。

■マイケルさんは「薬漬けにされた」

 ラトーヤさんは、マイケルさんを家族や友人から引き離し、50回のロンドン公演にサインをさせたとして「正体不明の」人々を非難した。マイケルさんを「金のなる木」だと考え薬漬けにし、それがマイケルさんの体にショックを与え死に追い込んだと主張した。

「責任の所在を突き止めるまで私は立ち止まらない。なぜ家族を引き離したのか?お金のためでなく、マイケルの正義のために闘う。何が、そして誰がマイケルを殺したのかはっきりするまで、私は止まらない」

■発見場所は主治医の部屋

 ラトーヤさんは、マイケルさんが発見されたのは主治医のコンラッド・マーレー(Conrad Murray)氏の部屋だったことも明かした。

「マイケルは自分の部屋からマーレー医師の部屋まで歩いて行った。そこで何が起きたのかはわからない」

 ラトーヤさんは、マイケルさんが運ばれた病院に向かう途中、母親から「マイケルが死んだ」という電話を受けたという。

「車をぶつけそうになった。足に力が入らなかった。マイケルが運ばれた病院まで連れて行ってもらうと、母親とマイケルの子どもたちが泣いていた」

 また、マイケルさんは常に100万ドル(約9300万円)以上を手元に置いていたが、自宅からは現金も宝石類もなくなっていたという。

■娘の発言は自分の意志

 さらに、追悼式の前に行われた葬儀についても語り、マイケルさんのひつぎに自分はスパンコールをちりばめた手袋を入れ、娘のパリス(Paris)ちゃん(11)はハート型のネックレスの片方の部分をマイケルさんの手首の辺りに置き、もう片方は手元に残したという。

 また、パリスちゃんが追悼式で涙ながらに語ったことが話題となったが、これはパリスちゃん自らのアイデアだという。ラトーヤさんによれば、パリスちゃんはエンターテイナーになるのが夢で、長男のプリンス・マイケル(Prince Michael)君は自己主張が強く、次男のプリンス・マイケル2世(Prince Michael II)君は「父親のようなとてもおもしろいいたずらっ子」だという。

 遺体の埋葬場所については、ネバーランド(Neverland)になる可能性は全くなく、検視の際に取り出された脳は遺体に戻されたことも明かした。

■マイケルさんは映画監督を希望していた

 また、マイケルさんは音楽をやめて映画監督になりたがっていたことも語った。

「1作目は『スリラー』というホラー映画にする予定だった。ロンドン公演は本当に最後のコンサートだった。マイケルはもう歌いたくはなかった」

 さらに、マイケルさんは約5年おきに遺言書を書き直しており、2007年に書かれたものがあるのではないかという。(c)AFP