【7月5日 AFP】 北朝鮮がミサイルを発射したことに対し各国が批判している。

 韓国軍合同参謀本部(Joint Chiefs of Staff)は4日午前8時から午後5時40分にかけて日本海(Sea of Japan)に向けて発射された7発のミサイルの射程はいずれも400-500キロだとしている。聯合ニュース(Yonhap news)はスカッド(Scuds)かノドン1号(Rodong-1)で、射程を短くして発射したとの見方を伝えている。

 米国務省のカール・ダックワース(Karl Duckworth)報道官は「北朝鮮は緊張を高める行為を控えるべきだ」と述べた。韓国の外交通商省も声明で「挑発的な行為であり、6月12日の国連安保理決議に対する明白な違反だ」とした。

 ロシア外務省は中国との協議後、両国は北朝鮮の核問題について6か国協議に代わるものはないという点で合意したと述べた。

 日本の、河村建夫(Takeo Kawamura)官房長官は4日午前の記者会見で、「わが国を含む近隣国への安全保障上の重大な挑発行為であり、国連安保理決議に違反する」と述べた。また英国とフランスも北朝鮮のミサイル発射を非難した。(c)AFP/Park Chan-Kyong