【7月3日 AFP】急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの元妻デビー・ロウ(Debbie Rowe)さんは2日、マイケルさんとの間にできた2人の子どもの親権を獲得するために法廷で争う用意があることを明らかにした。

 デビーさんは米NBCテレビロサンゼルス局との90分の電話インタビューのなかで、プリンス・マイケル(Prince Michael)君(12)とパリス・キャサリン(Paris Katherine)ちゃん(11)を「取り戻したい」と話し、自分が2人の「生みの母」であることを立証するためにはDNA鑑定も辞さない考えを示した。

 さらに、親権を得る上で必要であれば心理テストを進んで受けると話した。

 ロサンゼルス郡上級裁判所は前月29日、プリンス君、パリスちゃん、そして代理母出産で生まれたプリンス・マイケル2世(Prince Michael II)君(7)の暫定後見人に、マイケルさんの実母キャサリン・ジャクソン(Katherine Jackson)さん(79)を指名した。

 同裁判所は1日、マイケルさんが2002年に書いた遺言書を公開したが、母キャサリンさんを3人の子どもの後見人に指定し、キャサリンさんが死去した場合の後見人には、歌手ダイアナ・ロス(Diana Ross)さんを指名している。

 デビーさんは2001年、2人の子どもの親権を放棄したが、2004年には、マイケルさんの児童性的虐待疑惑を受け、ロサンゼルスの裁判所はデビーさんへの親権復帰を認めた。

 その後、デビーさんに子どもとの面会権が与えられることで、示談が成立したと報じられた。(c)AFP