【7月2日 AFP】インドのニューデリー高等裁判所(New Delhi High Court)は2日、同国で違法とされてきた、合意した同性の成人同士による性交渉を合法と認める画期的な判断を下し、英国植民地時代から同性愛を犯罪とみなしてきた法を覆した。

 同裁判所は、同性愛行為を禁じる従来の法律は差別的で、憲法が保障する基本的人権の侵害にあたるとした。

 裁判官は105ページにわたる判決文で「差別とは平等の対極にあり、平等を認識することが各個人の尊厳を育むことを忘れてはならない」と述べた。

 問題となったのは、インドが英国の植民地だった時代から存在した法律で、同性愛行為を「自然の秩序に反する性交渉」と表現し、同性同士の性交に最高禁固10年と罰金を科している。

 実際にこの法律に基づく訴追はまれだが、同性愛者の権利を求める運動家たちによると、警察が同性愛コミュニティに嫌がらせや脅迫を行う際に、この法律が持ち出されることがあるという。(c)AFP/Elizabeth Roche