【6月17日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は16日、ブルームバーグ(Bloomberg)テレビとのインタビューで、米国の失業率は年内に10%に達すると考えていることを明らかにした。

 5月に過去26年間で最悪を記録した失業率は10%に届くかと質問されたオバマ大統領は「イエス」と答え、さらにそれは今年起きると思うかと問われると再び肯定した。

 オバマ大統領は、経済に好転のきざしもみられ、失業率上昇のペースは鈍ってきているが、失業率を一定に維持するには毎月15万人の雇用を創出する必要があると指摘した。

 米国の5月の非農業部門雇用者数は34万5000人減で、予想されていた52万人減より大幅によい結果となったが、別の調査による5月の失業率は1983年8月以降最悪の9.4%に達した。(c)AFP