【6月11日 AFP】(一部更新、写真追加)イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は11日、スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)へのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo、24)の移籍を、史上最高額の移籍金8000万ポンド(約129億円)で合意したと発表した。

 フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)新会長の下、レアル・マドリードは8日にイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)から移籍金6750万ユーロ(約92億円)でカカ(Kaka)を獲得している。
 
 マンチェスター側はクラブのウェブサイト上で声明を発表し、再三のロナウド本人の移籍の希望に基づき、ロナウドの代理人との協議の上、レアル・マドリードに交渉を許可した経緯を明らかにした。契約は30日に調印される予定で、マンチェスター側はそれまでこれ以上の発表を行わないとしている。

 ロナウドはレアル・マドリードが長年、獲得を目指していたが、同クラブ会長に再選されたペレス会長は今週に入り、獲得のためには「可能な手をすべて尽くす」と宣言していた。

 レアル・マドリード側がロナウド獲得の可能性に触れるたびに、マンチェスター・ユナイテッド側はサポーターらに、移籍に合意はしていないと繰り返し発表してきた。レアル側からは現時点での発表はない。

 ロナウドはポルトガル1部リーグ、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)所属中にスター選手として頭角を現し、マンチェスター・ユナイテッドに移籍した。2008年にはFIFA年間最優秀選手(FIFA World Player of the Year)に選出された。(c)AFP