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オバマ大統領、53年イラン軍事クーデターへの米国関与を認める

2009年6月5日 15:35 発信地:カイロ/イラン

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オバマ大統領、53年イラン軍事クーデターへの米国関与を認める
中東歴訪中、エジプトのカイロ大学(Cairo University)でイスラム世界に向けた演説を終えるバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領(2009年6月4日撮影)。(c)AFP/SAUL LOEB
【6月5日 AFP】中東歴訪中のバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は4日、1953年にイランのモサデク(Mossadegh)政権を転覆させた軍事クーデターに米政府が関与していたことを、任期中の米大統領として初めて認め、米・イラン間の和解に向けた姿勢を明確に打ち出した。

 オバマ大統領はエジプトのカイロ(Cairo)で行ったイスラム世界に向けた演説の中で、「冷戦中、民主的に選出されたイラン政権の転覆に米政府が関わっていた」と述べた。

 モサデク政権は、それまで英資本のアングロ・イラニアン石油会社が独占していたイラン石油産業の国有化を進めていた。米中央情報局(Central Intelligence AgencyCIA)は53年、英政府の協力を得てパーレビ国王(Shah Mohammad Reza Pahlavi)派によるクーデターを画策、モサデク政権は崩壊した。米国はその後、パーレビ国王を積極的に支援したが、国王は79年のイラン革命で失脚した。

 53年のクーデターはイラン国民の間では、米国が自由の擁護者を自任する一方で、自国の経済的・戦略的利益のためには民主的に選出された他国政府を不正な手段で排除することもいとわない、二重基準に基づいた国だということを露呈した象徴とみなされている。(c)AFP
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