【6月5日 AFP】(記事更新、写真追加)09MLB、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のランディ・ジョンソン(Randy Johnson)が4日、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)戦に先発登板し、6回を投げ2安打1失点で今季5勝目を挙げ、メジャー通算300勝を達成した。試合はジャイアンツが5-1でナショナルズを下した。

 ジョンソンはメジャー史上24人目、左投手では6人目となる通算300勝を達成した。ビッグ・ユニット(The Big Unit)の異名を持つジョンソンは、これまで607試合に登板し通算164敗を喫している。

 5月27日に行われたアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)戦で通算299勝目を挙げたジョンソンは、当初は3日のナイターに登板予定だったが、試合が雨天順延となったため、翌4日午後の試合にスライド登板し、最初の挑戦で偉業を達成した。

 試合当日も雨の影響で1時間12分ほどの中断があったが、ジョンソンは6回を投げ2安打1失点(自責点0)で降板、その後はジャイアンツの中継ぎ陣がナショナルズ打線を無得点に抑え、ジョンソンの勝ち投手の権利を守った。

 1988年にモントリオール・エクスポズ(Montreal Expos)でデビューし同年に初勝利を挙げたジョンソンは、22年後にそのエクスポズを前身に持つナショナルズから通算300勝目を挙げた。

 これまでサイ・ヤング賞(Cy Young Award)を5度受賞しているジョンソンは、2001年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)でワールドシリーズを制覇し、当時チームメイトのカート・シリング(Curt Schilling)と同シリーズのMVPを分け合っている。また、2004年5月18日のアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)戦ではレギュラーシーズンでは15人目となる完全試合を達成している。(c)AFP