【5月2日 AFP】サンゴ礁に囲まれたオーストラリア沖の島が、世界的な金融危機の影響で販売価格が引き下げられており、現代のロビンソン・クルーソー生活を送りたい人にとっては「お買い得」な値段になっているという。

 オーストラリアのクイーンズランド(Queensland)州北東部で不動産業を営み、有名なグレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)付近を中心に10島ほどの島を販売しているリチャード・バンホフ(Richard Vanhoff)氏は30日、世界的な景気後退の影響で島の価格が下がっていると語った。

 バンホフ氏の不動産会社「Coldwell Banker Capricorn Coast」が販売する島の1つには、8年前にハリウッドの人気女優ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)が買いそびれたタートル・アイランド(Turtle Island)がある。

 タートル・アイランドは、元の価格675万オーストラリアドル(約4億9000万円)から引き下げられ、「妥当な買値であればいくらでも」販売するという。島にはマンションやヘリポート、プールなどが完備されている。

 バンホフ氏によると、同島には1か月分相当の食料を保存できる巨大な貯蔵庫があり、「映画スターや隠遁(いんとん)生活を送りたいセレブにぴったり」だという。(c)AFP/Neil Sands