【4月29日 AFP】メキシコ当局は28日、豚インフルエンザの感染拡大を防ぐための措置として、すべての飲食店の閉鎖、および遺跡への立ち入り禁止を命じた。

 メキシコ市(Mexico City)のマルセロ・エブラルド(Marcelo Ebrard)市長は、「われわれは重大な局面にある。市内での感染の急増を防がなければならない」と述べ、市内の前飲食店とジムやスポーツクラブの一時的閉鎖を発表した。市はすでに、動物園、美術館、教会、裁判所を閉鎖している。

 また、メキシコ国立人類学歴史学研究所(INAH)は、観光地としても人気のアステカ(Aztec)、マヤ(Maya)などの古代遺跡への立ち入りを当面禁止すると発表した。

 メキシコでの豚インフルエンザ感染が疑われる死者は、28日までに152人に達している。連邦政府が全国で学校閉鎖の措置をとったほか、週末に行われるサッカーのメキシコ代表戦も無観客試合が決定している。(c)AFP


【参考】厚生労働省のホームページ