【4月28日 AFP】世界保健機関(World Health OrganisationWHO)は豚インフルエンザの警戒水準を全6段階のうち「インフルエンザ大流行の危険が高まっているものの、まだそうなっていはいない」段階を示すフェーズ4に引き上げた。以下は豚インフルエンザの現在の概況。

■メキシコ

 ホセ・アンヘル・コルドバ(Jose Angel Cordova)保健相は27日、豚インフルエンザによるとみられる死者が149人から152人に増えたと発表した。25日には6人、26日には5人、27日には3人と、初めて感染が収束傾向にある模様と発表した。

■確認された国別感染者数

 英国2人、カナダ6人(ほか感染が疑われる患者10-12人)、スペイン1人(ほか感染が疑われる患者26人)、米国44人。

■国別の感染の疑いのある患者数

 オーストラリア17人、チリ8人、コロンビア9人、デンマーク5人、フランス1人、アイルランド3人、イスラエル1人、ニュージーランド66人、韓国1人、スウェーデン5人、スイス5人。

■豚肉の輸入を一部または完全に禁止している国

 中国、インドネシア、レバノン、ロシア、タイ、ウクライナ。

■病名

 豚インフルエンザ(Swine flu)。豚のみが感染する豚コレラ(swine fever)とは別物。ユダヤ教では豚を食べることが禁じられているため、イスラエルではメキシコ・インフルエンザ(Mexican flu)と呼んでいる。

(c)AFP

【参考】厚生労働省のホームページ