【4月24日 MODE PRESS】米・ロサンゼルス市内にあるヴィンテージ・ブティック「The Way We Wore」で22日、チャリティ・ファッションイベント「Out of the Ordinary」が開催された。

 ホストを努めたのはバーレスク・ダンサーのディータ・ヴォン・ティース(Dita Von Teese)と女優のデビ・メイザー(Debi Mazar)。会場には、女優のレイチェル・リー・クック(Rachel Leigh Cook)、「カレント エリオット(Current/Elliott)」デザイナーのエミリー・カレント(Emily Current)とメリット・エリオット(Meritt Elliott)、ファン・カルロス・オバンド(Juan Carlos Obando)ら多数のデザイナーやセレブリティーが集まった。

 チャリティイベントを開催するのは今回が初めという同ブティックの経営者ドリス・レイモンド(Doris Raymond)は「クローゼットの中にある着なくなった洋服を、捨てる前にもう一度見直して、作り直したりて欲しいの。手を加える前と後では驚くほどに違うのよ。知り合いのデザイナーたちに、あまり価値のなさそうなヴィンテージアイテムをリメイクしてもらったの。彼らの独創性と工夫にとても感心したわ。来年もまた大物デザイナーを誘って、このイベントを開くつもりよ」と語った。

 このリメイク・プロジェクトに参加したデザイナーの、ケヴァン・ホール(Kevan Hall)は「ドリスからこの依頼をもらった時、とても素晴しいコンセプトだと思ったから参加を即決したよ。ファッション・ウィークと重なっていた時期だったから、あまり時間をかけられなかったんだけどね。擦り切れた箇所に生地を付け加えたりして、形を整えて綺麗に仕上げたよ」と明かした。

 ディータは「The Way We Woreはロサンゼルスの中でも大好きなヴィンテージショップで、よく買い物に来るわ。着古した洋服でも、こんなに綺麗に蘇るのよ。綺麗なものを買うための大金なんて必要ないわね」と笑った。
 
 デザイナー達のリメイク作品は5月2日まで米インターネットオークション大手イーベイ(eBay)に出品され、その収益金はすべて環境保護団体アース・プレッジ(Earth Pledge)による自然に優しい素材をファッション業界に広めるプロジェクト「フューチャーファッション(Future Fashion)」に寄付される。(c)Fsahion Week Daily/MODE PRESS

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