【4月21日 AFP】アフガニスタンでのイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)との戦闘で、銃弾がヘルメットを貫通するも、命に別条はなかった英国人兵士がいる。彼は今、「軍で最もラッキーな男」としてもてはやされている。20日の英大衆紙サン(Sun)が報じた。

 予備役兵のレオン・ウィルソン(Leon Wilson)さん(32)は、今月10日、アフガニスタン南部のラシュカルガー(Lashkar Gah)西方の村でタリバンとの戦闘に参加。マシンガンで応戦していた際に、敵のAK-47カラシニコフ銃の銃弾がウィルソンさんのヘルメットの側面を貫通した。

 だが銃弾は、頭からわずか数ミリメートルのところを通り、10センチ先の額の部分から外に抜けた。
 
 本国では電気技師をやっているというウィルソンさん。「軍でいちばんラッキーな兵士だねってみんなから言われるんだ。(銃弾が貫通した)ヘルメットの穴を見たら、『まさしく』って思うよ」と語っている。(c)AFP