【4月15日 AFP】(写真追加、記事更新)プロボクシングで6階級制覇を成し遂げたオスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)が14日、現役引退を発表した。

 デラホーヤの現役最後の試合は、2008年12月に行われ8ラウンドTKOで敗れたマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)戦となった。

 1992年のバルセロナ五輪で金メダルを獲得し、初めてその才能を知らしめたデラホーヤは、以後6階級で10度世界王者になった。

 デラホーヤは「多くのことを顧み、家族や友人と話してボクサーとしてのキャリアに終止符を打つという決断に至った。パッキャオ戦の後、私にはもうこのレベルで戦う反射神経もパワーもないことを理解した。したがってこの決断を下した」と語っている。

 「ゴールデンボーイ(The Golden Boy)」の異名を持つデラホーヤは、パッキャオ戦の直後に「私のハートは今でも確かに戦いを欲しているが、体が反応しないのであればどうしようもない」と語り、引退を考えていることを示唆していた。

 現役選手としてリングに立つ一方、プロモーション会社を立ち上げてプロモターとしても活躍するデラホーヤは、39勝(30KO)6敗の戦績を残してリングを後にする。(c)AFP