【4月1日 AFP】カナダのコメディー・グループが2007年、米ホワイトハウス(White House)にいたずら電話をかけ、シチュエーションルーム(危機管理室、Situation Room)にいるジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領(当時)との会話を試みた様子を、カナダのラジオ局CKOIがエープリルフールの4月1日に放送する。同局でラジオ番組をもつ2人組のコメディー・グループ「Masked Righters of Wrongs」が31日、述べた。

 コメディー・グループのMarc-Antoine Audette氏は、AFPに対し「とても簡単だった」と語った。当時フランスで当選したばかりだったニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領の側近になりすまして電話をかけたという。「パリ(Paris)に共犯者がいてね。われわれのカナダからの電話を、エリゼ宮(Elysee Palace)付近から通話しているように回線をつないでくれたんだよ」

「最高機密のシチュエーションルームへの直通電話番号を教えてくれたので、非常に驚いた。シチュエーションルームは米大統領が世界中の米軍に指令を出す場所だよ」

 米国政府は治安上の理由から、ホワイトハウス職員との通話記録を政権交代後まで放送しないよう要請し、Audette氏らは合意していたが、今年のエープリルフールについに放送することになった。(c)AFP