【4月1日 AFP】3月30日に完成から120年を迎えた、パリ(Paris)のエッフェル塔(Eiffel Tower)は、特製のブラウンのペンキで塔全体のお色直しが行われる。ペンキの塗り替えには18か月かかる見込みだが、作業中も塔への入場は可能だという。エッフェル塔の運営会社が同31日、明らかにした。

 エッフェル塔は今後、約25人の作業員によって、環境に配慮した塗料60トンを使って塗り替えられる。塗料の色は、パリの町並みにあうようにブレンドされた「エッフェルタワーブラウン」と呼ばれる特別な色だという。

 エッフェル塔は足下の暗い色から先端の明るい色まで3つの色調で塗られているが、ペンキの塗り替えは7年に1度行われており、今回で19回目となる。

 1968年に運営会社が現在の色に決めるまで、エッフェル塔は過去には、えび茶色や黄土色がかった茶色、黄色、黄褐色、えんじなどで塗られたこともあったという。

 高さ324メートルのエッフェル塔は、世界で最も観光客が訪れる場所で、毎年約600万人が訪れる。(c)AFP