【3月31日 AFP】英国では、キリスト教の信仰を捨てるため、ここ最近で10万人以上がインターネット上で「洗礼破棄証明書」をダウンロードしているという。

 この運動はNational Secular SocietyNSS)という団体によって立ち上げられたもので、ロンドン(London)など各地で行われている無神論キャンペーンに続くものだという。一連の無神論キャンペーンでは、キリスト教の一連の警告メッセージに対抗して、ロンドン市内のバスの側面に「神は多分いない」との広告が出されている。

 NSS関係者は、「われわれは現在、羊皮紙に書かれた証明書を発行しているが、これまでに1部3ポンド(約400円)で1500枚が売れた」と語る。

 英国国教会の広報担当者はAFPに対し、「洗礼を破棄することは、個人と神との問題」だとし、同教会の公式な立場としては洗礼の記録を修正することはないとした。(c)AFP