【3月25日 AFP】オーストラリア南西部パース(Perth)南方のハメリン湾(Hamelin Bay)で23日に浜辺に打ち上げられているのが発見されたクジラやイルカ約80頭のうち、救出され海に戻されたクジラ6頭が再び浅瀬に戻っているのが 25日発見された。地元当局が発表した。

 ハメリン湾の浜辺で23日、イルカやクジラ80頭が浜辺に打ち上げられているのが発見されたが、うちヒレナガゴンドウクジラ11頭が救出され、保護海域に放すため、クレーンでつり上げられてトラックで陸路輸送された。このうち1頭は、海岸近くで体調が悪化したため夜の間に安楽死の処置がとられた。

 残り10頭が海に放たれたが、うち6頭が25日朝、オーガスタ(Augusta)近くで再び浜辺に打ち上げられているのが上空からの巡回中に発見された。

 オーストラリア南部やタスマニア島周辺では、過去4か月で400頭以上のイルカやクジラが浜辺に打ち上げられているが、この現象の原因については専門家の間で議論が続けられている。(c)AFP