【3月20日 AFP】(一部更新)南太平洋の島国、トンガ付近で20日午前6時17分(日本時間同日午前3時17分)ごろ、マグニチュード(M)7.9の強い地震があった。この地震によって、同国や周辺のサモア、フィジーなどに津波警報が発令されたが、大きな被害はなく、発生から約2時間後に発令は解除された。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)の発表によると、震源は首都ヌクアロファ(Nuku'Alofa)の南南東210キロメートルで、震源の深さは10キロメートルだという。この地震によって、トンガやニュージーランド自治領ニウエ(Niue)、同国領ケルマディック諸島(Kermadec Islands)、米領サモアにも津波警報が発令されていた。

 震源地周辺では、18日に大規模な海底火山の噴火が発生していた。この噴火では、ヌクアロファの住民や動植物などに被害は出ていない。(c)AFP