【3月13日 AFP】ドイツ南部シュツットガルト(Stuttgart)近郊のウィネンデン(Winnenden)で11日に発生した銃乱射事件で、地元警察当局は12日、容疑者の少年(17)が犯行前にインターネットのチャットに書き込んだとされる犯行予告について、容疑者本人が書いたものではない可能性があるとして捜査を進めていると発表した。

 警察によると、容疑者のパソコンからは、犯行を予告するようなメッセージを書き込んだ証拠は発見されなかったという。犯行予告が書き込まれたチャットルームの管理者も、そのようなメッセージは存在しなかったと述べている。

 事件が起きたバーデン・ビュルテンベルク(Baden-Wuerttemberg)州の内務相は同日、容疑者の少年が事件当日の午前2時45分(日本時間同日午前10時45分)ごろ別の少年と交わしたメッセージの中で、犯行予告ともとれる書き込みをしていたと語っていた。

 容疑者の少年はその約7時間後の現地時間午前9時30分(日本時間午後5時30分)ごろ、ウィネンデンの学校に侵入して銃を乱射。15人を殺害後、警察との銃撃戦の末に自殺した。(c)AFP