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「みみスイッチ」大阪大研究員が開発

2009年3月10日 22:56 発信地:大阪

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「みみスイッチ」大阪大研究員が開発
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大阪で、大阪大学(Osaka University)の谷口和弘(Kazuhiro Taniguchi)特任研究員が開発した「みみスイッチ(Ear Switch)」の試作品を装着した女性(2009年2月23日撮影)。(c)AFP/OSAKA UNIVERSITY
【3月10日 AFP】(一部更新、写真追加)ウインクや笑顔、まゆを上げるなどの動作1つで、携帯音楽プレーヤーで流れている曲を変えたり、洗濯機を始動させることが可能に――。耳の中の動きを赤外線センサーで感知し、スイッチの役割をさせる装置「みみスイッチ(Ear Switch)」が8日、公開された。

 大阪大学(Osaka University)の谷口和弘(Kazuhiro Taniguchi)特任研究員が開発した「みみスイッチ」は、見た目は普通のイヤホンだが、顔の表情をさまざまに変化させた時の耳の中の細かな動きを赤外線センサーで感知し、信号に変える。

 谷口氏が先に発明した「こめかみスイッチ」の研究をさらに発展させ、「みみスイッチ」が完成した。

 谷口氏の説明によると、携帯音楽プレーヤーiPodに応用した場合、「みみスイッチ」を耳穴に装着し、目を見開いたり舌を出したりすることで、楽曲の再生や停止、スキップなどの操作が可能。他にも、鼻を動かす、微笑むなどの表情にも対応できるという。

 また、日常生活上で装着者の表情を検知し、微笑む回数が少ないと判断すれば、明るい曲を優先的に選曲、再生する機能を備えている。

 操作は完全にハンズフリーなため、ごろ寝や読書をしながらなどリラックスした状態で使用できるほか、高齢者の補聴器に応用すればくしゃみや食事の回数を計測し、異変を察知した場合に親族にメッセージを送信するなどの使い方が考えられる。身体に障害がある人がカメラやパソコン、空調機器、医療機器などを遠隔操作するコントローラーへの応用も可能だ。

 また、耳穴に装着するため、内蔵の光センサーが太陽光などの影響を受けない点も強みだ。

 谷口氏は、「みみスイッチ」を国内外で特許をとり、数年内にも企業の協力を得て、「みみスイッチ」のワイヤレス版を完成させ、実用化を目指したいとしている。(c)AFP/Miwa Suzuki
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