【3月7日 AFP】フランスで、レジ内の金額が60ユーロセント(約75円)食い違っていたとして解雇されたスーパーの女性従業員が、スーパー側を訴えた裁判で、総額1万7380ユーロ(約220万円)の損害賠償を勝ち取った。関係者が5日、明らかにした。

 この女性は前年2月、勤務していたフランス中部のスーパーATACから解雇されていたが、裁判所は「信用に足る重大な理由がない解雇」との判断を下し、スーパー側に損害賠償の支払いを命じた。

 焦点になっていたのは、この女性名義の同スーパーのポイントカードに加算されていた60ユーロセント分のポイントだった。女性は、カードを彼女に返さずにいた元夫に責任があると主張していた。

 スーパー側は、控訴しない意向だという。(c)AFP