【3月4日 AFP】口にするものはペットフードから残飯に変わり、邪魔者扱いされて捨てられ、宿なしとなって路上をさまようものも出る--世界的な経済危機の余波が、中国のペットたちにも押し寄せている。

 広東(Guangdong)省広州(Guangzhou)で飼い主のいないペットたちを収容しているペットホームが、捨てられたペットたちで「定員オーバー」状態だと、4日の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が伝えた。

 広州市のペット協会によると、自分が飼えなくなった犬や猫のもらい手を探す飼い主は、前年よりも20%増えている。一方で経済事情が苦しくなり、ぜいたく品を買い控える家族が増える中、ペットの値段は急激に下がった。つい先ごろまで、1匹8000元(約12万円)程度していた犬の価格は、現在3000元(約4万3000円)前後だという。

 中国では近年、中所得層の増加に伴い、必需品以上のものを買う余裕ができ、ペットを飼う人が爆発的に増えた。また都市部に住む夫婦の子どもの数を厳格に制限する「一人っ子政策」も、ペットブームを後押ししてきた。(c)AFP