【2月28日 AFP】米ニューヨーク(New York)に住む女性弁護士が、同じマンションの階下の住人とマンションに対し、ペットのチワワの鳴き声に我慢できないとして50万ドル(約4900万円)の損害賠償を求める訴えを起こした。デーリー・ニューズ(Daily News)とニューヨーク・ポスト(New York Post)が27日、報じた。

 訴えを起こしたポーレット・テイラー(Paulette Taylor)さん(62)は、階下の住人の飼う小型犬チワワ2匹の「不快で、絶え間ない」鳴き声が原因で健康が悪化したために訴訟に踏み切ったという。

 不可思議なペット観が存在することで有名なニューヨークでは今週、ペットと大金が絡むニュースはこれだけではなかった。

 全財産1200万ドル(約11億7000万円)を愛犬トラブル(Trouble)への相続と犬の保護や世話をする団体への寄付に当てるとの遺言を残して2007年に亡くなったホテル女王、故レオナ・ヘルムズリー(Leona Helmsley)さんの遺産配分について、ニューヨーク市の裁判所は25日、犬と全く関連のない慈善団体への寄付も認める判断を下した。(c)AFP