【2月5日 AFP】(記事更新、写真追加)イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)に期限付きで加入しているデビッド・ベッカム(David Beckham)が4日、グラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)との親善試合の後にミランへの完全移籍を望んでいることを明かした。

 ベッカムは米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)から3月9日までの期限付きでミランに加入している。しかし、ミランはベッカムの残留を望んでいることを公にしていた。

 前半だけ出場したレンジャーズ戦後にベッカムは「現時点で私の弁護士はギャラクシーと話をしていないが、私は残留を要望した、ミランとギャラクシーが合意できるかにかかっている。ここでの時間を楽しんでいる。予想はしていたが、ここまで楽しめるとは思っていなかった」と語っている。

 ベッカムは、ミランに加入して以来好調を維持し、これまでに2得点を記録するなどチームのリーグ2位浮上に貢献している。

 イングランド代表が2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の予選を突破した場合、ベッカムは、ミランでプレーを続けることで本大会のメンバーに選出される可能性が高まると信じている。

 ベッカムは「しばらくはここに残りたいと要望したが、現段階で私はまだギャラクシーの選手だ。ギャラクシーと彼らが私にしてくれたことの全てをリスペクトしている。彼らは私にとって常に素晴らしい存在だ」と語っているが、一方では「合意してくれることを願っており、今は両クラブ次第だ。このことは現時点で私の手を離れている。両クラブには気持ちを伝えている」と語っている。(c)AFP