【2月4日 AFP】政府は3日、6月にポルトガルで開催される国際捕鯨委員会(International Whaling CommissionIWC)総会では、日本の調査捕鯨を中止させるような提案は受け入れられないとの姿勢を示した。

 IWCのウィリアム・ホガース(William Hogarth)議長は、日本が今後5年間で、南極海での調査捕鯨を縮小もしくは中止することを提案している。IWCのウェブサイトによると、その見返りとして、日本は伝統的に捕鯨が行われてきた数都市の沿岸で、頭数限定のミンククジラ漁が認められるという。

 これに関し、石破茂(Shigeru Ishiba)農相は、日本政府は「調査捕鯨の継続ができなくなるような提案は受け入れられない」と語った。また、水産庁の高屋繁樹(Shigeki Takaya)氏も、調査捕鯨の中止は日本にとって受け入れ難いものだと強調した。(c)AFP