【1月24日 AFP】インド洋などで26日、月が太陽の中心部を覆い隠して太陽のまわりにコロナの縁取りがみえる金環食が観測できる。

 米航空宇宙局(NASA)で日食を観測するフレッド・エスペナック(Fred Espenak)氏によると、金環食はグリニッジ標準時(Greenwich Mean TimeGMT)26日午前6時6分(日本時間同日午後3時6分)から午前9時52分(日本時間午後6時52分)まで、西から東の方角へ向けて起きるという。

 金環食はインド洋からインドネシア西部を移動し、フィリピンのミンダナオ(Mindanao)島の直前で終わる。

 また、アフリカの南3分の1の地域やマダガスカル、オーストラリア、インド南東部、東南アジア、インドネシアなどの広い範囲で、部分日食を観測することができる。

 今年の金環食は26日の1回のみ。前回は2007年2月7日で、次回は2010年1月15日まで無い。

 今年は7月22日にもインドから中国にかけて皆既日食があり、天文ファンとっては大きなイベントになるとみられる。(c)AFP