【1月18日 AFP】米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェースブック(Facebook)のユーザー向けにSNS上の「友人」を10人削除すると看板メニュー「Whopper(ワッパー)」を提供するキャンペーンを展開していた米大手ハンバーガーチェーン、バーガーキング(Burger King)は16日、フェースブックからの申し入れを考慮してキャンペーンを中止したと発表した。

 バーガーキングはフェースブックのユーザーを対象に、各ユーザーが登録している「友人」10人を削除すると、同店の人気ハンバーガー「ワッパー」が1個もらえるキャンペーンに参加できるソフトを無料ダウンロードで提供していた。

 バーガーキングによると、この「ワッパー・サクリファイス・キャンペーン(Whopper Sacrifice Campaign、ワッパーのための犠牲キャンペーン)」と名づけられた企画を中止するまでに、23万3906人の「友人」たちが削除された。

 フェースブック側はバーガーチェーンの企画に対し、削除された相手に「オンライン上の友人が自分よりもハンバーガーを選んだことをわざわざ知らせるメッセージ」を送る部分などに変更を求めていた。しかし、バーガーキング側はキャンペーン用に開発したソフトの変更が難しいため、キャンペーン自体を中止することを決定した。

 フェースブックの広報担当は「バーガーキングおよびソフト開発者と前向きな話し合いを行った。先方はわれわれが要請した制限をソフトに盛り込むより、キャンペーンを中止することを選んだ」と語った。(c)AFP

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