【1月14日 AFP】寒波に見舞われている欧州へのロシア産天然ガスの供給が13日、ウクライナに向けたガス供給が再開されてからわずか数時間後に再びストップした。ガス紛争の終結を望んでいた欧州は、期待を打ち砕かれた形だ。

 ロシア政府系天然ガス企業ガスプロム(Gazprom)は、ウクライナ側がガス供給を阻止していると非難。一方のウクライナは、ガスプロムが意図的にウクライナから欧州にガスを供給できない方法でガスを送ってきているとしている。

 ガス供給が再び停止したことで、欧州連合(EU)は強い不快感を示している。真冬の欧州では、天然ガスを利用した集中暖房システムが使えないまま数十万人が寒さをしのいでおり、いくつかの国では工場や学校の閉鎖が2週間目に入っている。(c)AFP/Dario Thuburn