【1月2日 AFP】恒例となっている新年の一般参賀が2日、皇居で天皇、皇后両陛下と皇族方が出席して行われた。陛下は新年のあいさつの中で、日本経済における世界的な金融危機の影響拡大について懸念を示された。

 陛下は宮殿・長和殿のベランダに立ち、「厳しい経済情勢の中にあって苦労多く新年を迎えている人々が多いのではと案じていますが、この年が国民にとり少しでも良い年になるよう願っています」とあいさつされた。一般参賀のあいさつで、経済情勢に触れられるのは異例のこと。

 一般参賀には初回から多くの参賀者が詰めかけ、陛下や皇族方の前で国旗を振りながら万歳を叫ぶなどした。(c)AFP