【12月19日 AFP】(記事更新、写真追加)08クラブW杯(FIFA Club World Cup Japan 2008)準決勝、ガンバ大阪(Gamba Osaka)対マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)。試合はマンチェスター・ユナイテッドが5-3でガンバ大阪を下し、決勝進出を果たした。

 17分間で6ゴールが生まれた乱打戦でマンチェスター・ユナイテッドがガンバ大阪を退け、21日に行われる決勝への切符を手に入れた。

 マンチェスター・ユナイテッドは、前半28分にネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)が、同ロスタイムにはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が共にライアン・ギグス(Ryan Giggs)のコーナーキック(CK)から得点を挙げて前半を折り返すと、迎えた後半はゴールの応酬となった。

 後半29分に山崎雅人(Masato Yamazaki)のゴールで1点を返されたマンチェスター・ユナイテッドは、途中出場でピッチに投入されたばかりのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が同30分に追加点を挙げると、同33分には同じく途中出場のダレン・フレッチャー(Darren Fletcher)が、そしてその1分後には再びルーニーが得点を奪い、ガンバ大阪を突き放した。

 ガンバ大阪は、試合時間残り5分の場面でマンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネビル(Gary Neville)のハンドで得たペナルティーキック(PK)を遠藤保仁(Yasuhito Endo)が決めて1点を返し、ロスタイムには橋本英郎(Hideo Hashimoto)が得点を奪ったが、反撃もそこまでだった。

 この勝利で決勝進出を決めたマンチェスター・ユナイテッドは、素晴らしい歴史の中でクラブが手に入れたことのないトロフィー獲得に向け、21日にリーガ・デ・キト(LDU Quito、エクアドル)を下すのみとなった。(c)AFP/Martin Parry