【12月18日 AFP】英ロックバンド、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のギタリスト、キース・リチャーズ(Keith Richards)が18日、65歳の誕生日を迎える。

 英音楽情報誌ローリング・ストーン(Rolling Stone)が選ぶ「史上最も偉大なギタリスト」の第10位に入った、ぼさぼさ頭のリチャーズ。07年にはストーンズのツアーも行われ、楽曲のリリースも続いている。最近では高級ブランド、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の広告に登場し、「無法者」のイメージを微妙に変化させた。
 
 リチャーズにはさまざまな逸話がある。2006年にフィジー(Fiji)でココナツの木から落ちた、父親の遺灰をコカインと一緒に吸った――。ジョニー・デップ(Johnny Depp)が「パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean)」シリーズで演じたジャック・スパロウ(Jack Sparrow)の生まれ変わりだという人のもいる。

 男性誌「GQ」で受けたインタビューで、死に方について尋ねられたリチャーズは、「往生しそうなことは何度もあったが、ただの安っぽい死に方に思えたよ」と語っている。

 65歳の誕生日を迎え年金受給者になった人は、カーディガンを羽織って庭いじりをするというのが一般的なイメージだが、数々の薬物トラブルを引き起こしてきたリチャーズは、この日をどんな「どんちゃん騒ぎ」で迎えるのだろうか。(c)AFP/Alice Ritchie