【12月5日 AFP】北京五輪のメイン会場となった北京国家体育場(Beijing National Stadium)、愛称「鳥の巣(Bird’s Nest)」の芝生や建築資材を使った記念品セットが、このほど発売された。1セット2900元(約3万9000円)で、限定1万セットの販売。新京報(Beijing News)が4日、報じた。

 同紙によると、記念品セットの中には、北京五輪の閉会式終了後に切り取った芝生を透明なケースに入れたものや、建設で余った「鳥の巣」の鉄材を使って作られた聖火の模型などが入っている。「鳥の巣」内の売店のほか、北京(Beijing)市内のデパートやオンラインでも販売されるという。

「鳥の巣」は10月1日から一般公開されており、公開初日には6万人が見学に訪れたほか、連日数千人の観光客を集め、北京市内の人気スポットとなっている。ただ、内部の見学ツアーは料金が50元(約670円)。北京市の一般家庭の可処分所得は60元(約800円)なため、地元住民やメディアからは高額すぎるとの批判も出ている。(c)AFP